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犬が震える・小刻みに震えるとき

犬の震えはよく見られる症状で、寒さ、怖さやストレス、興奮など日常的な原因によることが多いです。一方で、痛み、低血糖、中毒、病気のサインとして震えることもあるため、ほかにどんな様子があるかが大切です。震えに加えて、倒れる・ぐったりしている、けいれん発作、嘔吐、暑い中での激しいハァハァ、痛がる様子がある場合や、中毒のおそれがあるものを食べたかもしれない場合は、すぐに動物病院へ行ってください。

一般的な健康情報であり、診察の代わりにはなりません。心配なときは動物病院に相談してください。

どのくらい急ぐべき?

上から順に見て、最初に当てはまる行が目安です。

すぐに動物病院へ

  • けいれん発作のサイン:倒れる、脚が突っ張る・ガクガクする・犬かきのように動く、口をくちゃくちゃさせる・よだれが出る、おしっこやうんちをもらす、呼んでも反応しない
  • 発作が5分以上続く、または24時間以内に2回以上発作が起きた
  • 中毒のおそれがあるもの(チョコレート、キシリトール(シュガーレスガムや一部の焼き菓子に含まれる)、カビの生えた食べ物や生ごみ、野生のきのこ、人の薬など)を食べたかもしれない。今は元気そうでも同じ
  • ぐったりしている、ふらつく、ぼんやりしている、ひどく眠そうで起きにくい、または倒れた。超小型犬の子犬では、震えに眠そう・ふらつくが加わるだけでも当てはまる。特にごはんを抜いたあとは低血糖のおそれがある
  • 暑い日、激しい運動のあと、車の中にいたあとに震えていて、呼吸が速い・荒い、歯ぐきが乾いてねばつく、歯ぐきの色がいつもと違う、動きが鈍い、ぼんやりしている、けいれんが起きた
  • 転落や交通事故などのけがのあとに震えている、または鳴き叫ぶ、背中を丸める、動こうとしない・触られるのを嫌がる、後ろ脚に力が入らずふらつくなど、急に強く痛がる様子がある
  • はっきりした理由もなく急に震え出し、体が温まって落ち着いても治まらない。または震えと一緒に、嘔吐、下痢、落ち着きのなさ、心臓がドキドキと速い、いつもと違う様子がある
  • 寒い所にいた、または体がぬれたあと、温めても震えが止まらない、または元気がない・動きが鈍い・動かなくなった
  • 子犬やワクチン接種が済んでいない犬が、筋肉をピクピクさせている。特に目やに・鼻水、せき、下痢、食欲低下もある。ほかの犬から離し、来院前に動物病院へ伝えておく

24時間以内に受診

  • 涼しい場所で休んでいるのに震えながらハァハァしている、うろうろする、横になってもすぐ立ち上がるなど落ち着かない
  • はっきりした理由のない震えがときどき起こるが、ほかは意識もはっきりしていて、食欲もあり、いつも通り

家で様子を見る

  • 寒いときやぬれたとき、または怖いとき・ストレスがかかったとき・興奮したとき(花火、雷、動物病院、来客、散歩)に震えるが、温まって乾き、落ち着けば治まる。ほかはいつも通り
  • 寝ているときに短く、力の抜けた感じでピクピクする、脚をバタバタさせる、小さく鳴く。体の突っ張り、よだれ、おもらしはなく、名前を呼ぶと起きて、そのあとはいつも通り
  • 高齢犬が立っているときや散歩のあとに後ろ脚が震えるが、食欲もあり意識もはっきりしている。様子を見ながら、痛みや筋肉の衰えのサインのことがあるため通常の診察を予約する

どの行に当てはまるか迷ったら

症状を入力すると、1分ほどで無料の緊急度チェックができます。

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考えられる主な原因

原因よく見られる様子受診の目安
寒さ寒い屋外にいたあとや体がぬれたあとに震える。短毛の犬、脚の短い犬、子犬、高齢犬、やせた犬は体が冷えやすい様子見
怖さ・ストレス・興奮花火や雷、動物病院、知らない人の前で震える。隠れる、逃げようとすることも多い。散歩の前など、興奮して一時的に震える犬もいる様子見
夢を見ている寝ている間に短く、力の抜けた感じでピクピクする、脚をバタバタさせる、小さく鳴く。呼ぶとすぐ起きる様子見
加齢筋肉が落ちて後ろ脚が震える。体が冷えたあと震えが長引く様子見
痛み(関節炎や背中の病気など)脚の震え、休んでいるのにハァハァする、落ち着かない、動きたがらない・階段を嫌がる、背中を丸める24時間以内
シェーカー症候群(特発性全身性振戦症候群)ほかは元気な若い成犬に、頭や全身の震えが出る。白い小型犬に多い。興奮すると強くなり、休むと軽くなる24時間以内
体や神経に影響する病気(肝臓や腎臓の病気、ジステンパーなど)震えやピクつきに加えて、食欲がない、水をよく飲む、ワクチン未接種の犬で目やに・鼻水があるなど、ほかの症状もある24時間以内
低血糖震え、元気がない、眠そう、ふらつく。進むとけいれんを起こしたり倒れたりすることも。生後6か月までの超小型犬の子犬や、キシリトールを食べたあとに多いすぐ受診
中毒チョコレート、キシリトール、カビの生えた食べ物、人の薬などを食べてから数時間以内に震えが出ることがある。嘔吐、落ち着きのなさ、けいれんを伴うこともすぐ受診
けいれん発作倒れる、脚が突っ張る・バタバタ動く、周りがわかっていない様子。発作のあとはぼんやりしたりふらついたりすることが多いすぐ受診
熱中症暑い日や運動のあとに、震えと荒い呼吸、歯ぐきの色の変化、動きの鈍さ、ぼんやりした様子があるすぐ受診

家でできること

  • 寒さやぬれたことで震えている場合は、室内に入れてタオルで体をふき、すきま風の当たらない暖かい場所で毛布の上に休ませてください。やけどのおそれがあるため、ヒーターや保温ランプを犬の近くに置かないでください。
  • 花火などが怖くて震えている場合は、逃げ込める静かな場所を用意し、できる範囲で怖がるものから遠ざけてください。
  • 寝ているときにピクピクしていても、そのまま寝かせておいてください。様子を確かめたいときは、体に触らず名前を呼ぶか物音を立ててください。急に起こされた犬は驚いてかむことがあります。
  • けいれん発作が起きたら、落ち着いて、ソファや階段から落ちないようにし、周りの硬い物をどけて、発作が続いた時間を計ってください。
  • 震えている様子をスマートフォンで動画に撮り、いつ、どのくらい続いたか、そのとき何をしていたかをメモしてください。震えか発作かを見分ける助けになります。
  • 超小型犬の子犬には、低血糖を防ぐため、子犬用フードを決まった時間に少量ずつ回数を分けて与えてください。

やってはいけないこと

  • 発作中の犬の口に指や物を入れないでください。犬が舌を飲み込むことはなく、ひどくかまれるおそれがあります。
  • 中毒のおそれがあるときは、獣医師の指示がない限り、吐かせようとしたり、口から何かを与えたりしないでください。
  • 震えを抑えようとして人の薬やサプリメントを与えないでください。犬に震えを起こすものや、キシリトールを含むものがあります。
  • 中毒のおそれがあるものを食べたかもしれないときは、様子を見ないでください。症状が出るまで数時間かかることがあります。すぐに動物病院に電話してください。
  • 熱中症が疑われるときは、氷を使ったり、ぬれたタオルで体を覆ったりしないでください。冷たすぎない水を体にかけ、扇風機の風を当てながら、すぐに動物病院へ向かってください。
  • 怖がって震えている犬を叱ったり、押さえつけたりしないでください。逃げられない状態の犬はかむことがあります。

動物病院で伝えること

  • いつから震えているか、1回の震えがどのくらい続くか、全身か体の一部か(動画を見せる)
  • 震え始めたときに何をしていたか:寝ていた、遊んでいた、食べていた、寒い・暑い場所にいた、ストレスのかかる状況だった
  • 食べた可能性のあるもの:チョコレート、シュガーレスの食品、カビの生えた食べ物や生ごみ、きのこ、植物、薬
  • 震えている間に飼い主に気づいて反応していたか、震えのあとどんな様子だったか
  • ほかの症状、最近使った薬やノミ・ダニ予防薬、ワクチン接種歴、食欲や飲水量

よくある質問

犬が小刻みに震えるのはなぜ?元気はあるけど大丈夫?

よくある原因は、寒さ、怖さやストレス、興奮で、夢を見ながらピクピクする犬も多くいます。体が温まり落ち着けば震えが止まり、ほかはいつも通り元気なら、多くの場合は家で様子を見られます。理由がわからないまま震え始めた場合は、痛み、低血糖、中毒、病気のサインのこともあるため、動物病院に相談してください。

犬が急に震えて元気がない、様子がおかしいときはどうすればいい?

急な震えといつもと違う様子が一緒に出ているときは、急いで対応してください。チョコレート、キシリトール入りのシュガーレスガム、カビの生えた食べ物、人の薬など、中毒を起こすものを食べた可能性がないか考えてください。中毒の症状は数時間たってから出ることがあります。その可能性がある場合や、ぐったりしている、ふらつく、ぼんやりしている、吐いている、激しくハァハァしている、発作を起こしている場合は、すぐに動物病院に電話してください。静かで安全な場所に寝かせ、獣医師の指示がない限り口から何も与えないでください。

犬が震えながらハァハァしているのはなぜ?

震えとハァハァした呼吸は、花火などで怖がっているときによく一緒に見られます。痛み、暑い日や運動後の熱中症、中毒のサインのこともあります。たとえばチョコレートやカフェインは、ハァハァする、落ち着かない、震えるといった症状を起こすことがあります。涼しい場所で休んでいるのに震えながらハァハァしている、落ち着かない、中毒のおそれがあるものを食べたかもしれない場合は、動物病院に相談してください。暑い中で起きた場合は、体を冷やしながらすぐに動物病院へ行ってください。

震えとけいれん発作はどう見分ける?寝ているときのピクピクは大丈夫?

全身の発作では、意識がなくなり、倒れる、脚が突っ張る・バタバタ動く、よだれが出る、おしっこやうんちをもらすことがあり、発作のあとはぼんやりしていることが多いです。夢を見ている犬は、短く力の抜けた感じでピクピクしたり脚を動かしたりし、名前を呼ぶと起きますが、発作中の犬は体がこわばり、簡単には起きません。体の一部だけに起きる発作もあるため、迷ったら動画を撮って動物病院に相談してください。発作が5分以上続く、または24時間以内に2回以上起きた場合は緊急です。

寒いように震えるのは、小型犬や高齢犬ならよくあること?

短毛の犬、脚の短い犬、子犬、高齢犬、やせた犬は体が冷えやすく、高齢犬は冷えたりぬれたりしたあとに体が温まりにくいことがあります。また、筋肉が落ちて後ろ脚が震えることもあり、これは痛みのサインのこともあります。すきま風の当たらない場所で毛布などを使って温めてください。温まっても震えが続く、元気がない・動きが鈍い場合や、超小型犬の子犬が震えて眠そう・元気がない場合は、低血糖のおそれもあるため動物病院を受診してください。

関連する症状

参考資料

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  2. Seizures and Anticonvulsant Medications, University of Illinois College of Veterinary Medicine
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  6. Chocolate Poisoning in Dogs, VCA Animal Hospitals
  7. Heat Stroke in Dogs, VCA Animal Hospitals
  8. How Do I Know if My Dog Is in Pain?, VCA Animal Hospitals
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  10. Congenital and Inherited Disorders of the Nervous System in Dogs (Pet Owner Version), Merck Veterinary Manual
  11. Nervous System Disorders and Effects of Injuries in Dogs (Pet Owner Version), Merck Veterinary Manual
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  18. Toxin Latent Period ≤3 Hours After Ingestion of Mushrooms, Merck Veterinary Manual (Professional Version)
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  20. Cold Weather Animal Safety, American Veterinary Medical Association
  21. Why Is My Dog Shaking? Causes & Solutions, American Kennel Club
  22. Dog Dreaming vs. Seizures: How to Tell the Difference, American Kennel Club
  23. Hypoglycemia in Dogs: Signs, Symptoms, and Treatment, American Kennel Club

最終確認日 2026年10月25日