Pet Well Checkログイン
  1. ホーム
  2. 猫の症状

猫がくしゃみを連続でする・止まらないとき

猫のくしゃみで多い原因はウイルスによる上部気道感染症(猫風邪)で、ほこりや煙、鼻に垂らすタイプのワクチン、鼻に入った異物でも起こります。たまにくしゃみが出るだけで、食欲・元気・呼吸がいつも通りなら家で様子を見られることが多く、鼻水や目やにを伴うときは動物病院で診てもらいましょう。口を開けて呼吸する・呼吸が苦しそう、くしゃみに血が混じる、1日食べない、ぐったりしている、子猫にくしゃみと鼻水・目やにがある場合は、すぐに動物病院へ行ってください。

一般的な健康情報であり、診察の代わりにはなりません。心配なときは動物病院に相談してください。

どのくらい急ぐべき?

上から順に見て、最初に当てはまる行が目安です。

すぐに動物病院へ

  • 口を開けて呼吸している、安静時に呼吸が荒い・速い(1分間に35回くらいを超える)、呼吸のたびにお腹が大きく動く、歯ぐきが青紫っぽい
  • くしゃみに血が混じる、鼻血が出る、鼻水に血が混じる。今は止まっていても同じ
  • 丸1日以上まったく食べない、または鼻づまりや口の痛みのせいか、ごはんに顔を背ける
  • ぐったりしている、隠れて出てこない、力が入らない、水を飲まない、脱水しているように見える
  • 子猫がくしゃみをして、鼻水や目やにが出ている。特に元気がない、食べる量が減った、呼吸の音がする場合
  • 突然激しいくしゃみが続き、顔や鼻を前足でこする。草の葉などが鼻に入ったような様子

24時間以内に受診

  • くしゃみに加えて鼻水・目やに・目の充血や熱がある。食欲や元気があっても同じ
  • 目をしょぼしょぼさせる・片目を閉じている、目が白く濁っている、よだれが出る、口の中に潰瘍がある
  • 片方の鼻の穴だけから鼻水が出る、黄色や緑色のどろっとした鼻水、新しく始まったいびきのような呼吸音、鼻や顔の腫れ
  • 元気そうに見えても、くしゃみが1週間以上続いている、または何度もぶり返す

家で様子を見る

  • ときどきくしゃみをする、または一度くしゃみが続いただけで、鼻水はなく、食欲・元気・呼吸はいつも通り
  • 鼻に垂らすタイプのワクチンを受けたあと数日くしゃみが出ているが、ほかに症状はない
  • 鼻から勢いよく息を吸い込む「ブーブー」という発作(逆くしゃみ)が1分以内でおさまり、合間はいつも通り。家で様子を見ながら、初めてのときや繰り返すときは通常の診察を予約する

どの行に当てはまるか迷ったら

症状を入力すると、1分ほどで無料の緊急度チェックができます。

症状をチェックする

考えられる主な原因

原因よく見られる様子受診の目安
猫風邪(ウイルスによる上部気道感染症)くしゃみ、鼻水、目やに、目の充血。熱、口内炎、食欲低下を伴うこともある。子猫やワクチン未接種の猫では重くなりやすい24時間以内
ほこり・煙・スプレーなどの刺激やアレルギーときどきくしゃみをするが、鼻水は少ないか透明で、ほかは元気様子見
鼻に垂らすタイプのワクチン接種後の数日、軽いくしゃみが出る様子見
体内に潜んでいたウイルスの再発引っ越し、ペットホテル、手術、新しい猫などのストレスのあとにくしゃみや目やにが出る。完全室内飼いの猫でも起こる24時間以内
慢性鼻炎くしゃみや鼻水が何か月も出たり治まったりする。重い猫風邪のあとに多い24時間以内
上の歯の根の感染歯の根の感染が鼻に広がり、くしゃみや鼻水が出る24時間以内
鼻咽頭ポリープ(良性のできもの)呼吸の音、くしゃみ、鼻水、逆くしゃみ、飲み込みにくさ。若い猫に多い24時間以内
鼻の真菌(カビ)感染血が混じることもある鼻水、鼻すじの腫れ、治らない鼻の傷24時間以内
鼻の腫瘍長く続く鼻水が片側から始まって両側になり、血が混じるようになることがある24時間以内
鼻に入った異物突然のくしゃみ、顔を前足でこする、片方の鼻からの鼻水。草の葉や穂などすぐ受診
血が止まりにくい病気・殺鼠剤鼻血やくしゃみに血が混じる。殺鼠剤を口にしたり、毒餌を食べたネズミを捕まえて食べたりした可能性があるときは特に注意。殺鼠剤による出血は数日たってから始まることがあるすぐ受診

家でできること

  • 鼻水や目やには、水で湿らせたやわらかい布やコットンでやさしく拭き取ります。
  • 鼻がつまっているときは、湯気でいっぱいの浴室で10〜15分、1日に数回、猫と一緒に過ごしてみてください。そのあいだは必ずそばにいてください。
  • 鼻がつまると匂いがわかりにくくなるため、やわらかく匂いの強いごはんを少し温めて与え、食欲を引き出します。
  • 暖かく静かな場所で休ませ、動物病院で診てもらうまでは、ほかの猫と離して食器・トイレ・寝床を分けてください。
  • 室内飼いの猫がときどきくしゃみをするだけでほかに症状がなければ、まわりのほこり、煙、スプレーを減らしてみてください。

やってはいけないこと

  • 獣医師の指示がない限り、人の薬、風邪薬、アレルギーの薬、点鼻薬を与えないでください。
  • 鼻血が出ているときは、綿棒やティッシュを鼻の穴に詰めないでください。猫を落ち着かせ、呼吸ができることを確かめながら鼻すじに保冷剤を当て、動物病院に連絡してください。
  • 口を開けて呼吸している、呼吸が苦しそうなときは様子を見ないでください。呼吸の異常は急に悪化し、命にかかわることがあります。
  • 食べなくなったときは、食欲が自然に戻るのを待たないでください。食べない状態が続くと猫は重い病気になることがあるため、動物病院に連絡してください。

動物病院で伝えること

  • いつからくしゃみをしているか、どのくらいの頻度か、良くなっているか悪くなっているか
  • 出てくるもの:透明・黄色・緑色の鼻水か血か、片方の鼻か両方か、目やにがあるか
  • 食欲、飲水、元気、呼吸の様子、目をしょぼしょぼさせていないか、よだれはないか
  • ワクチン歴(最近、鼻に垂らすワクチンを受けたか)、最近のストレス(引っ越し、ペットホテル、手術、新しい猫など)
  • 思い当たること:具合の悪いほかの猫との接触、外や草むらに出たか、ほこり、煙、スプレー、殺鼠剤、ネズミ

よくある質問

猫がくしゃみを連続でするのはなぜですか?

急にくしゃみが続くときに最も多い原因は、ウイルスによる上部気道感染症、いわゆる猫風邪です。この感染症の約90%に猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスが関わっています。ほかに、ほこりや煙などの刺激、鼻に垂らすワクチン、鼻に入った異物、歯の根の感染、鼻の奥のポリープ、以前の感染のあとに残った慢性鼻炎などがあります。鼻水や目やにを伴う場合や、1週間以上続く場合は動物病院で診てもらってください。

猫がくしゃみだけで元気です。様子を見てもいいですか?

完全室内飼いの猫でも、ウイルスが原因でくしゃみをすることがあります。猫ヘルペスウイルスに感染した猫の約80%は生涯ウイルスを持ち続け、引っ越し、ペットホテル、手術、新しい猫などのストレスで症状がぶり返すことがあります。室内のほこりや煙でもくしゃみは出ます。食欲・元気・呼吸がいつも通りで、たまにくしゃみが出るだけなら心配ないことが多いです。1週間以上続く、何度もぶり返す、鼻水が出る場合は動物病院を受診してください。

猫がくしゃみと鼻水、目やにを出しています。猫風邪ですか?

くしゃみと鼻水・目やには、ウイルスによる上部気道感染症によく見られるサインですが、ほかの病気でも似た症状が出るため、動物病院で診てもらいましょう。合併症がなければ症状はふつう7〜14日続き、21日ほど続くこともあります。家では鼻水や目やにを拭き取り、温めた匂いの強いごはんを与え、ほかの猫と離してください。子猫の場合や、食べない、ぐったりしている、口を開けて呼吸している場合はすぐに受診してください。

猫のくしゃみに血が混じるのはなぜですか?

VCAによると、猫の突然の鼻血の多くは、鼻のけがや上部気道感染症によるものです。一方で、鼻に入った異物、真菌感染、鼻の腫瘍、血が止まりにくい病気、殺鼠剤などが原因のこともあり、すぐに治療が必要な場合があります。家では見分けられないため、猫を落ち着かせ、鼻に何も詰めずに、すぐ動物病院へ行ってください。

猫の逆くしゃみとは何ですか?

逆くしゃみは、鼻の奥をきれいにするために鼻から勢いよく息を吸い込む反射で、首を伸ばして「ブーブー」「ガーガー」という音を立てることがよくあります。1回の発作は短く、ふつう1分もかからず、それだけなら多くの場合は緊急ではありません。むせているようにも、呼吸が苦しいようにも見えるため、発作の様子を動画に撮って獣医師に見せると役に立ちます。初めてのとき、何度も起こるとき、呼吸の音やくしゃみ、鼻水を伴うときは動物病院で診てもらってください。若い猫では、鼻の奥の良性のできもの(鼻咽頭ポリープ)でこうした症状が出ることがあります。発作の合間も呼吸が苦しそうなら、すぐに受診してください。

関連する症状

参考資料

  1. Feline Respiratory Disease Complex (Feline Viral Rhinotracheitis, Feline Calicivirus) (Pet Owner Version), Merck Veterinary Manual
  2. Rhinitis and Sinusitis in Cats (Pet Owner Version), Merck Veterinary Manual
  3. Rhinitis and Sinusitis in Dogs and Cats (Professional Version), MSD Veterinary Manual
  4. Respiratory Infections, Cornell Feline Health Center
  5. Nasopharyngeal Polyps, Cornell Feline Health Center
  6. Feline Upper Respiratory Infection, VCA Animal Hospitals
  7. Nosebleeds (Epistaxis) in Cats, VCA Animal Hospitals
  8. Runny Nose, Coughing, Sneezing, VCA Animal Hospitals Urgent Care
  9. Cat flu – upper respiratory infection, International Cat Care
  10. Respiratory distress in cats and dogs, Royal Veterinary College, University of London
  11. Hepatic Lipidosis: A Serious Problem When Cats Stop Eating, University of Illinois College of Veterinary Medicine
  12. Anticoagulant Rodenticides (Warfarin and Congeners), Merck Veterinary Manual
  13. Reverse Sneezing in Cats: What Causes It and When To Worry, PetMD (Brittany Kleszynski, DVM)

最終確認日 2026年10月25日